パーガルラルキー迷走中

パーガルラルキーはヒンディー語でcrazy girl

インドでサドゥに弟子入り修行〜転〜

インドでサドゥになるか、日本で大学生を続けるか。

mushro0o0om-sara.hatenablog.com

 

胡散臭さMAXのババに弟子入り勧誘され一晩明けた翌朝。

 

「まずは聖なるガンガーで沐浴してお清めをするべし」と

まだ冷たいガンジス川に躊躇なく飛び込むババ。

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…細ッ!!

 

誘われるがままに私も恐る恐る足を突っ込む。

聖なるガンガーは思った以上に冷たくて膝下までが限界。

 

ちなみにインドの女性は皆サリーを着たまま全身ザバーーーッといきます。

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こんな感じ。そしてビーチでもこれで入る。海水めっちゃベタベタしそう…

 

 

「これはサドゥの入門儀式だ。聖なるガンガーをお飲みなさい。」と川水をすくって私に差し出すババ。

 

(心中)「えーーーーーーーー!ムリムリムリ、絶対無理!腹壊して死ぬ!!!」

 

いくら上流で汚くなさそうでもガンジス川とか飲んじゃダメでしょ。。。

 

やんわり断っても「大丈夫!ほら!これは聖なるガンガーだから!」とかなんとか言われて

「えいっ!もうこうなったらちょっとだけ飲んでしまえ!」と5mlくらい口にふくんで飲み込んだ私。

 

結果、お腹、壊しませんでした。

そこから私は強靭な胃腸を持っていると自負しております。ドヤっ

 

 

「よし、いよいよこれからヨギの奥義を伝授しよう。ついて来なさい。」

ガンジス川を飲むというなかなか強烈な通過儀礼を済ませ藪の中をババの後について行く。

 

「良いか。これは奥義だから誰にも言ってはいけない。秘密だぞ。」

 

一体どんな奥義を伝授されるのだろうか?ダルシムになれるのか?!

ババと面向かって足を組んで座り、その一挙一動を見逃すまいと食い入るように見つめる私。

 

○▼※△☆▲※◎★●・・・・・・・・・・

なんやらマントラ(呪文)を唱えている。

 

「それでは、私のXXXに手を添えなさい。」

 

「What?!...NO!」

どんな修行だよ!完全に変態じゃねぇか!!!(怒)

 

即刻無理だと伝えるとタンタラヨガがどうのこうので

シヴァリンガ(男性器をかたどったシヴァ神)がどうこう関わっていて

ババのイチモツに触れないことには弟子の私にエネルギーを伝えられないという。

 

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これがシヴァリンガ。ヒンドゥー教の寺院には大概祀られています。

シヴァのリンガ(男性器)がヨニ(女性器)に挿入されているところを内側からみた様子をかたどったものです。

ちょっとエロい…なんてイヤラシイ考えをもったアナタがイヤラシイわよ!

 

 

ババに迫られてやっと目が覚めた私。

 

こいつアサナ(ヨガのポーズ)もできるかもしれないけど…

ただの好色変態オヤジだった。爆

(※インドはこういうことが日常茶飯事です)

 

なんて馬鹿らしい。弟子入りもクソもあるか。

やめたやめたーーーー!

ババにもういい、帰る、と伝えると

「最後にキスをしよう」とぬかしやがったので

ふざけんじゃねぇ、このくそじじぃが!とブチギレて帰りました。

 

 

自分の人を見る目の無さを嘆きながら宿に戻ると

隣の部屋の住人ラファエルが声をかけてくれました。

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彼はインドにサドゥ留学しに来たスイス人で

かれこれ10年近くインドとスイスを行き来してグルジ(師)に弟子入りしているという。

 

ラファエルに経緯を話すと普段はいつも温厚な彼が「本物のサドゥはそんなことをしない!」と非常に憤って

「明日そいつを懲らしめに行かなければ。」と言ってくれました。

 

またの名をシャンティババと名乗るラファエルに

「シャンティ(平和、平穏)にどう懲らしめるの?」と聞くと

「私はシヴァ派のババだ。シヴァを怒らせたら怖い。」とだけ言いました。

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私がこの件で泣き寝入りせずインド嫌いにもならなかったのは

本当にこのラファエルのおかげです。

実は今回のインドで6年ぶりにゴアで再会しました!!!

このことも次回詳しく。。。

 

 

 

結局3記事にまとめられませんでしたね...

あともう1記事書かせてください!

 

『インドでサドゥに弟子入り修行』

次回完結!ニセモノババを懲らしめる!ホンモノのババとは??

よろしくおねがいします◎

インドでサドゥに弟子入り修行〜承〜

ハリオーーーム

 

そんなわけでリシケシで念願のババに囲まれて浮かれる私。

 

mushro0o0om-sara.hatenablog.com

 

いざサドゥババたちの生態を己の目で確認するべく

片っ端から出会うババたちに「ハリオーム」「ハリオーム」と

インド人レベルのしつこさでアプローチ!!!

 

ちなみにインドを旅したことがある方なら嫌なほど経験している

インド人のフレンドリーの度合いを遥かに超越したしつこさ。

 

列車内で飛び交うチャイ売りの「チャイチャイチャーイ!」

デリー駅近郊では「どこ行くんだ?」とリキシャ運転手が群がってくる。

ゴアではすれ違い様に耳元で「ハッパ?ブリブリ?」と囁かれ、

バラナシのガンジス川沿いでは5m歩くごとに「ボート乗ってくれ!」とボート乗りに出くわす。

至るところで好奇心の塊のインド人たちからは「名前はなんだ?どこから来た?」と聞かれ、

疲れ果てたところでニュッと腕を突き出して「金をくれ!」とせがむ物乞いたち。。。

 

そんなフルパワーの愛すべきインド人に負けないぐらいのフルパワーで

「ナマステー!ハリオーム!!」とババたちに声をかけまくる隙だらけの私に目を付けたババがひとり。

 

「この耳のぶっといピアスを見よ!俺はヨギサドゥ(ヨガの苦行僧)だ。

 俺がサドゥの世界を見せてやろう。ついて来い!」

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知らない人について行ってはいけません、と小さな子供でもわかることが

ハタチそこそこの新米旅人のパッパラパーの頭には思い浮かびませんでした。

それよりも「これは…もしかしてこのババが…私のグル(師)なのかもしれない!」という考えがよぎって

私は自称ヨギのババについて行きました。今思い返すと本当にバカですね〜笑

 

続きを読む

インドでサドゥに弟子入り修行〜起〜

ナマステ〜ハリオーム(^人^)

今回はみんな大好きインドのババ(サドゥ)について〜☆

 

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インドに行かれたことがある方なら誰でも一度は目にする

サフランカラーの布を身に纏ったババと呼ばれる人たち。

 

彼らはただの乞食ではありません!

そう思われても仕方ないぐらい観光地には偽物ババが蔓延ってるのも現実。

 

私の知ってる範囲内の知識で簡単な説明をさせていただくと

一般的にババと呼ばれているのはヒンドゥー教の出家僧サドゥです。

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イメージとしてはこんな感じの仙人かな〜◎

 

 

インドの教えでは人生を「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」の4つに分けて

サドゥはこの最後の「遊行期」に属す修行僧(苦行僧)です。

定住せず(庵に住んでるババも会うけど)托鉢をしてインド各地の聖地を巡礼しながら生きています。

瞑想したり、ヨガしたり、ボンボレナースしたり(笑)

まぁそれはそれは自由に生きてます。

中にはBABAバッグを作って売ってるババもいます。

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めっちゃ可愛いのだ!でもめちゃくちゃ手間がかかってるから高いのだ!

 

そしてサドゥとは名ばかりのチャラスを売り捌いてる輩、

つまりサフランカラーでカモフラージュしたただのプッシャーもいるので要注意。

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顔がOSHOに似てる?気がする

元々お高い身分だったず自称スワミ(お偉い先生)のチャラスプッシャー。

新品のオレンジ色のアディダスっぽいスニーカー履いてたところからだいぶ儲けてるんだろうな〜と。

仲良くしてもらってたし念のため目隠ししといてあげよう。

 

 

あとはゴテゴテのいかにもサドゥ的な過剰装飾した観光客狙いの似非ババが

インド初心者の旅人に写真を撮るよう仕掛けて撮影料をぼったくるのも日常茶飯事。

別に払わなくても悪態吐かれて終わるんだけど私はどうしても撮りたいババがいたらお金の代わりにチャイを奢ることにしてます。

 

それと勝手に寺院に一緒について回って隣でいちいち説明しだすガイドババとか。

いらん!ゆうてもついてくるのでほっといたら帰り道までついてきてレストランに誘導され飯を奢らされたことも。

 

ババといっても十人十色なんです。

そのうち9人は乞食かぼったくりかプッシャーですが。

 

 

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これはババではなくたぶんハヌマーン(猿の神様)の仮装をして

写真を撮らせて撮影料をぼったくってこようとする輩。

こんなので生活成り立っちゃうインドって改めてすごいと思う。

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私もサリー着てるとやたらとインド人に写真撮られるけど

撮影料くれ!って言っても笑って逃げられるんだよね。

アイツらナメやがって。。。

 

 

6年前の初インドではババがたくさんいるといわれるヨガの聖地リシケシに行きました。

あのとき本場のバナラシに行かなくて本当によかったと思います。

まだハタチそこそこの初インド1旅女子には強烈すぎてインド嫌いになってたはず。笑

 

リシケシに流れる聖なるガンジス川

インドでは母なるガンガーに敬称を付けてガンガーマタジーとも呼ばれます。

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日本人がイメージする”死体が流れてくる汚いガンジス川”とは程遠く

清らかな、穏やかだが力強い、神聖な川が流れています。

 

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でも所々に岩に直に書かれている警告を見るとどうやら危ないらしい。

流れが速いところで溺れて死ぬ人がいるとかいないとか。

なんとなくインド人って泳ぎ下手そうだもんね。

 

そんな聖なるガンジス川をひときわ鋭い目で射るような眼差しで見つめる本物感が漂うババジー発見。

 

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うさんくさいババに限ってベラベラとお喋りが多いんだけど

やはり「ホンモノは多くを語らず」です。

ただガンジス川のほとりに座りその流れを眺める。

心中で何を思っているのだろうか?

これも瞑想なんでしょうね。

 

 

ババはお年寄りが多いと思われがちですが

家庭を持って定住する「家住期」をすっ飛ばしてサドゥになる若いババもいます。

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細身の身体がSEXYですね!キャッ♡

 

そんな感じにリシケシは街を歩けば至る所でババに出くわします。

ババ同士の挨拶は「ナマステ」ではなく

「Hari OM」だったり「Ram Ram」だったり。

そして日がな一日ババを囲んでチロムを回してBom Bolenathするのです。

 

 

はっ…!ついついババ紹介に熱が入ってしまい

サドゥに弟子入り修行するまで話が進みませんでした。てへ。

次回は私が自称ヨギ(ヨガの達人)のサドゥに弟子入りしてしまった話をひとつ。 

 

 

サドゥについてもっと詳しく知りたい方はこちらで。

サドゥ―小さなシヴァたち

サドゥ―小さなシヴァたち

 

 

旅は料理そのもの。

Nice to meet you

   と

Nice meeting you 

 

このニュアンスの違いはご存知でしょうか?

おそらく中学英語で習うと思うんだけど

ちゃんと使い分けてる人はあまり多くないかも?

(とにかく海外では日本人=英語ができないと思われてる…)

 

Nice to meet you はいわゆる「はじめまして」最初の挨拶で

Nice meetion youは最後の挨拶「出会えてよかった」

 

一喜一憂する原因にもなるけど一期一会。出逢いに感謝。

ちなみにヒンディー語では最初も最後も「ナマステ〜!」

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これはインドのゴア、アランボールビーチにて。

サリーでビーチを練り歩くのはなかなか至難の業なんですぜ…!

 

 

旅の醍醐味はなんですか?と聞かれると

やっぱり人との出逢いかなぁ、と思う。

 

 

もちろんペルーでマチュピチュを見たり

モロッコでサハラ砂漠の風を感じたりするのも旅の楽しみの1つですが

旅先での現地の人との交流とか、旅路が交差して出逢う旅人とか、

そういった"人との出逢い"が私の旅を特別なものにしてくれています。

 

旅を料理に例えると

目的地が素材で、

道の進み方が調理法で、

人との出逢いがスパイスだと

あるときふと気が付きました。

 

ちょっとマニアックな場所に行きたがるのは

新鮮で珍しい素材が欲しいから。

定番の観光コースを周るよりも直感でアプローチをするのは

自分なりの調理法を試したいから。

 

でもこのご時世で前人未踏の場所なんてほとんどないし

誰も歩いたことがない道も、見たことがない景色もほぼないでしょう。

 

それでも旅が陳腐なものにならないのは

その地に行かなければ出逢えなかったであろう人々に会うから。

だから人との出逢いは旅という料理のスパイスなんじゃないかな?

 

ちなみにmixi日記の時代からのつながりならご存知でしょうが、

私の料理は主にアバンチュール調理法を得意としております。笑

最近はそれを切り替えてスピリチュアル調理法を模索していくつもり△▽△

 

話が少し逸れるけど旅関係で中学生ぐらいに読んで衝撃を受けた本で

おそらく私の旅のスタイルに少なからず影響を与えた一冊がこちら。

 

もの食う人びと (角川文庫)

もの食う人びと (角川文庫)

 

これには当時の私の狭い世界をグンッと押し広げられた記憶があります。

うろ覚えだけど著者がバングラデシュで知らずに残飯を喰った話とか。

 

 

そんな私にとってインドは酸辣湯。(そこカレーじゃないんかい!)

インド(酸辣湯)はインド人の理不尽さ(酸味)とがめつさ(辣味)無くして成り立たない。

だってインドに行って嘘つきとぼったくりは避けて通れないもん。

それが好き嫌いはっきり分かれるところでしょうか。

そしてそこが私のようなゲテモノ好きにはたまらんのです。

いやはや…いい味出してるなぁ〜と。人間味がね。

なんて言えるのも胃腸が健康(心の余裕)があってこそ。

心の余裕がないときに騙された上でお金までぼったくられた日には

WHY LIKE THIS???(これインドでがよく耳にする言葉。起源?はイスラエルの旅人たちがよく口にするから。)

なんでこうなるのよーーーーキィイィィィィィーーー!ですよ。

 

だから私インドは好きだけど住めないと今回6ヶ月いて思い知りました。

だって毎日酸辣湯地獄(しかもフルパワー)とか無理でしょ。。。

ただ時々あの忘れられない味が恋しくなってどうしてもまた行ってしまうんでしょうね。

まぁしばらくここ2、3年は行かないと思う。お腹いっぱい。笑

 

 

ここまで目を通してしまったゲテモノ好きなアナタ!

幸か不幸か変な人をよく引き寄せてしまう私にしかできない味付けで

これからも飽きさせないようにがんばりまーす!!!

 

人との出逢いで旅はどん底にも有頂天にもなるという例に

次回サドゥーに弟子入り修行した話をひとつ。

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そうだ、旅に出よう。

なぜ旅に出るのかとよく聞かれます。

 

それもフツーの人が行かないような

ちょっとマニアックな国を好んで

一人でフラッと行ってしまう。

 

なんで?という問いに対して

それはもうただ単純に好きだから!

と一言で片付けてしまったら味気ないので

 

私が海外へ一人旅に出たきっかけとか

私の旅に対する想いとか

旅を通して得られた気付きとか

そういった諸々のことをブログに少しずつ綴っていこうと思います。

 

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私が初めて一人で海外に出たのは大学1年の春休みでした。

それが私のインドとの出会い。

 

それ以前にも中国にはよく行っていたのですが、

私からすれば上海はただの里帰りで海外という感覚がありませんでした。

あ、でもそうすると私の初めての海外は日本でしたね。

まぁこの話はまたの機会に。

 

インドを選んだきっかけは本屋さんで平積みされていた1冊のフォトエッセー。

『サドゥ-小さなシヴァたち』

 

サドゥ―小さなシヴァたち

サドゥ―小さなシヴァたち

 

 

確かヴィレッジヴァンガードをうろうろしていたら

目に飛び込んできた写真に衝撃を受けて買って帰って一気に読みました。

 

まさに狂気の沙汰...!

これは己の目で確認しなければ!!!

 

だけどあの頃はまだ航空券さえ買えば海外なんてピュッと行けるとは思ってなくて

何かまっとうな理由がないと親も説得できないし...と思い、

興味はないけど大学のインターンシップに申し込んでから行きました。

 

結局デリーでの2ヶ月のインターンシップを1ヶ月でブチ切って

その後ひとりでリシケシへ赴いて念願のサドゥの弟子入りをしたんですが(笑)

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あの強烈な体験がどうもクセになってしまって

一人旅が辞められなくなり今に至っているという感じです。

 ちなみに写真のババ(ヒンドゥー教の遊行修行者)は

リシケシのガンジス川で一番オーラ出てたのでお願いして一緒に写真を撮らせてもらったんだけど

今回も6年前のあの頃と変わらず威厳を放っていらっしゃいました!

 

 

日本と同じアジアでありながら全くと言っていいほど異なるインド。

洗練されたスマートな国、日本で生きていくのに身につけたカモフラージュ術が

混沌のカオスな国、インドで解かれて、というかブチ破られw

あ、自由に生きるのってこんな感じか!いいな!と素直に思いました。

 

当時の流行語?に「自分探しの旅」ってあったと思うんだけど

ちょっと小馬鹿にした感じで「自分探しの旅に行ったの?」なんてよく言われましたが

正直みんな誰もが多かれ少なかれ"人生の迷子"なんじゃないかと思うんです。

別に迷子であることを恥じる必要はひとつもない。

こんな今の日本、特に大都会東京なんかで生まれ育ったら迷子になるでしょう。

みんな同じであることを求められて自分を型に当てはめて生きていると

あれ?"本当"の"ワタシ"ってなんだっけ。。。?ってなるのも無理はない。

でもね、一度迷子になってみないと本当の自分なんて見つからないと思うんですよ、私は。

(これについても長くなりそうなのでまたいつか…)

 

つきまとう得体の知れない不安感は

人生の迷子であるが故に生じている

 

そのことに気付いて自分探しに旅に出る。

 

もしかしたら見つかるかもしれないけど

もしかしたらもっと迷子になるかもしれない。

でもその場でじっとしていても不安感は拭えないけど

一歩踏み出したと単にスッと気分が晴れる。

自分にも一歩を踏み出す勇気と行動力があるんだという

そういったわずかながらの自信が少しずつ不安を打ち消していくんですよ。

 

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これが初めてのインドでの一番のお気に入りの写真。

リシケシの路上で雑貨の小さな露店をやってる家族が私のことをすごい気に入ってくれて

写真撮ろう!って毎日通る度に言われて一緒に写真撮ってた(笑)

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日本にいて気分が落ち込んだときに見返すと

私はいつだって自由にどこにでも行けてやっていけるんだから!って

元気を取り戻せます。

 

そしてインターンシップが決まって実際にインドに行くまでに読んだもう一冊がこちら。

『インドへ』

 

インドへ (文春文庫 (297‐1))

インドへ (文春文庫 (297‐1))

 

 

言わずと知れたインドの入門書、ですかね。

この中でうろ覚えだけど横尾忠則が「インドに呼ばれる」という表現をしていて

本当に当時の私は呼ばれるべくしてインドに呼ばれたんだと思います。

そしてこの初インドがその後の人生に大きく影響を与えてくれました。

 

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初めてのホーリー

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今回のホーリーの比べると6年前はおとなしかったね。笑

 

 

 

これを読んで少しでもなにかピンと来たら

あなたもインドに呼ばれたかもしれません。