夢なら夢のままで
ずっと夢だった海の綺麗な南の島に移住して早8ヶ月。
思い描いていたようなのんびりとしたゆる〜い生活ではないものの、
なんとかまだ逃げ出すことなく夢にしがみついています。
山あり谷ありの人生はもういいや、と
私の人生には海があればそれでいい、と
格好良さげなことを口にして自由に伴う代償と責任も覚悟したつもりだった
けど、夢は夢のままでよかったのかも、なんて最近弱気になってる。
実際のところ海って穏やかなときもあれば荒れ狂うこともあって、
毎日潮の満ち引きも違えば、ちょっと風が強いだけで波も立つ。
山ってそこにどっしりと在って、他からあまり影響を受けないけど、
海って天候にも左右されるし、月の満ち欠けにも影響される。
でも一度潜ってしまえば表面上の波風なんて関係なく海の中は安定してるんだ。
それはどんなに分厚い雲があっても上空は青空が広がってるのと一緒。
沖縄の小さな島に住むっていうのは、
常に何かしらザワザワして大変なんだけど、
それに一喜一憂せずに心は海の中みたいに安定してる強さが必要不可欠みたい。
海の綺麗な南の島に住むのがまだ夢だった頃、
私は穏やかで透き通った綺麗な海の表面しか見えてなかった。
夢は見るもので、叶えてしまったら現実となってしまって、見たくないものまで見えてしまう。
夢なら夢のままでよかったのかな?
良い年していつまでも夢見る少女じゃいられないんだけど
あれほど好きだった夏なのに、いまでは早く夏が終わってしまえば良いとすら思ってる。
束の間の台風休みは家でのんびりするのと同時にいろいろ考える時間もできてよかった。
一度立ち止まるとまた歩き出すのが少しチカラがいるけど、
せめてこの夏はなんとか走り抜けたい所存です。ちばりよ〜!!