NO RAIN NO RAINBOW
時差ぼけもいい加減にしろよっていう帰国してから5日目。
ずーーーっと雨続き。
夏が終わってしまったのはともかく秋ってこんなに雨降るもんだっけ?
「秋晴れ」って言葉はどこからきたの?皮肉的発想?
しかーし!落ち込んでてもしょうがない!暇つぶしにブログでも書くか!
No rain, No rainbow!
雨なくして虹はナシ!(なんか響きカタイね)
そうそう、雨が降らなければ虹も出ないんです。
今日は「レインボーギャザリング」について〜☆
「レインボーギャザリングってなによ?」という方に簡単に一言で説明すると
「世界中のヒッピーたちの集会」ってところでしょうか。
詳しく知りたい方はぜひこの本をオススメします。英語だけど。
Somewhere Under the Rainbow (English Edition)
- 作者: Tom Thumb
- 出版社/メーカー: Road Junky Books
- 発売日: 2013/02/21
- メディア: Kindle版
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実は私はこの本を著者のトミーにレインボーでもらったのだ!
このことはまた今度詳しく書くとして。
新月から始まる1ヶ月間のレインボーギャザリング。
人里離れた大自然の中に集まったヒッピーたちは通称レインボーファミリー。
その数は規模にも寄るがメインの満月には数千にも登る。
1972年にアメリカで開催されてから今では世界中各地で開かれるように。
開催地は毎年異なり前年度のギャザリングで翌年の開催地候補が決まるそう。
今回私が参加した2015年の夏のヨーロピアンギャザリングはリトアニアでした。
ちなみに来年度はアルプスだそうな。
リトアニアと聞いてパッとどこにあるか思いつく方はそう多くないはず。
私もどこに位置しているのかはわからないけど中学の地理でバルト三国として
呪文のように「エストニアラトビアリトアニア」と覚えたというぐらいの記憶しかありません。
ドイツの右隣のポーランドのそのまた右上の小さな国です。
ちなみにリトアニアはリトアニア語で雨の地という意味なんだそう。
7月15日から参加したレインボーギャザリングですが最初の2週間はほぼずっと雨でした。
しかも森の中だけあって街よりも断然寒い!
たぶん一番寒かった夜は5℃くらいしかなかったんじゃないかな?
そして降り続く雨によって泥沼と化した獣道を往復する日々は
寒さと雨に滅法弱い私にとって地獄以外の何物でもありませんでした。
濡れてより一層寒さに拍車がかかるテント内でせめてもの救いの寝袋に潜り込むも
わずかな乾いたスペースに身を寄せて寝心地最悪の硬い地面に横たわりながら
「なんで私はこんな苦行を…」と自問して眠れるはずもなく迎えたレインボー3日目の朝。
意を決して一緒に来た彼に「ごめん、私もう耐えられないから帰ろうと思う」と申告すると
一瞬なにを言ってるのか意味がわからないという表情からガッカリした顔に変わり「I didn't think you're that pussy like...」と返される。
ここでのpussyは女々しいとか弱虫のこと。だいぶ失礼な言い方。
「そんな女々しいヤツだと思わなかった」なんて言われついムッとする。
「女々しいとかそんなんじゃなくて人も鳥みたいに千差万別で
ペンギンみたいに寒いとこで生息できる鳥もいれば
暖かいところじゃないと生きれないフラミンゴもいるんだよ!」
「君はフラミンゴじゃなくて人間でしょ?」
「…(ごもっとも。)」
「まだ3日目だよ。もうちょっと頑張っていればレインボーの素晴らしさがわかるはずだから!」
そういわれてそれもそうだと渋々居残ること5日。
やっとのことで束の間の晴れに虹が出ました。
これまで数々の虹は見てきたけれど虹の橋の端から端までの全体像にしかもダブル!
あいにくレインボーは基本写真禁止なのでカメラを持ってなかったので残念ながら撮れなかったけど(この写真はネットから拝借しました)
まさにこの写真みたいな立派な虹は生まれて初めて見ました。
それまでレインボーギャザリングに連れてきてくれた彼に心のどこかで
「こんな雨ばっかでクソ寒いとこに連れてきやがって…!」と恨めしく思ってたのか一気に散って
やっと素直にThank you for taking me to Rainbow :)って言えました。
あのときの妖精さんのドヤ顔といったら…笑
レインボー話、まだまだ続きます。
どうか引き続きお付き合いいただけますと嬉しいです♪